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制作製品事例紹介

地震時の罫書き台

ある測量会社様から研究開発を行う上でご相談をいただきました。

地震時に耐震建物がどの程度揺れているかを調べるための装置の製作を考えておられ、
その装置を設置する治具の製作のご相談でした。

まずは、使用環境や条件などをお聞きしました。

地下に設置すること
大きな地震がないかぎり様子を見ないこと
下部の板は取外しがしたいこと・・・

ご要望をお聞きした上で、最適と思われる提案をさせて頂きました。


この先端部がステンレスの板とこすれて表面に傷をつけます。板と同じくステンレス製です。


下部のステンレスの板に傷がつき地震時の揺れを目視で確認できます。


上部チャンネル部分固定にはボルトが緩まないようにするのと、
高さ調整をここでも可能にするため上記写真のような構造になっています。

地下の湿気に対抗するために素材はステンレスを選択。
下部の板は取外ししやすいように、ステンレスの1.0ミリの板を使用し軽量化を図りました。
もちろん手が切れないように端部は念入りに面取りを行いました。

取付け時に台自体の水平を保つために、
色々な厚さのシムも必要であることをご説明し、製作いたしました。

上部部材に関しては、取付け後微調整が必要と判断し、
取付け穴を長穴に製作し調整しやすいようにしました。


現場設置まではステンレスの板に傷がつかないように養生テープが張ってあります。


ステンレス板はドライバーのみで交換が可能なように製作してあります。

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